TrendJapan のチラシ裏

TrendJapan というWEBサイト運営をしている筆者が、記事の紹介やチラシの裏に心情を書き綴るブログ

介護人材の応募が無いんです~ どうすればいいんでしょうか~

このセリフをもう何度聞いたことか。

よーし、分かった。

 

じゃあ今から私が介護人材の応募を得るための案をだしまーす。

 

①会社負担で朝食・昼食・夕食を、事業所内で職員に無料提供してください。

 ・ホーム系の事業所なら、朝食から夕食まで提供しているはずなので、宅配食などに頼っていない小規模のところなら、+職員の人数分作るのはそんなに負担にはならないはずです。

 

②自宅が近辺にない職員向け(引っ越しが必要な社員向け)に、会社負担で住居を借り上げ社員に提供するか、職員が希望する住宅について会社側で借り上げて下さい。無論、敷金礼金、不動産手数料も会社側で負担して下さい。(家賃の上限あり)

 ・事業所が遠いと引っ越さないといけませんが、そもそも失業中の人は引っ越す金銭的余力すらありません。求人を行う会社側がそこはリスクを取るぐらいしないと魅力がありません。

 ・場合によっては、同性の社員同士で流行りのルームシェアでもいいかもしれません。

 

③ ②を希望する社員がいて、車などの交通手段を持たず、会社借り上げの会社までの距離が遠い場合は、会社側で送迎を手配して下さい。

 ・通勤手段も会社側が容易すれば、さらに応募が来る可能性は高くなります。デイサービスなどを提供している事業所なら、利用者の送迎ルート上でピックアップすれば良い訳です。

 

④休憩時間に職員がゆっくり休憩できるように、事業所内に休憩スペースを設けて下さい。

 ・介護職の事業所は、まともな休憩スペースが用意されていない所がほとんどで、常に利用者と一緒にいる場合がほとんどです。職員が利用者や業務に影響されることがない休憩スペースと休憩時間を確保できているか再確認すべきです。

 

⑤私生活で車を必要とする職員には、会社側が車をリース・購入等で確保し、社員に無料で貸与してください。(車両保険も会社負担、ただしガソリン代は社員負担)

 ・地方では車は必須です。会社側でガソリン代以外を負担し車を貸与してもらえるとすれば、社員はとても助かります。

 

⑥職員のがんなどの保険を会社負担で、保険に加入してください。

 ・もしもの時の為の任意保険を会社側で掛けるか、職員と折半で負担するなどすれば、職員はとても助かります。

 

⑦職員が実際に働いている姿(業務の内容)を、ビデオに撮影し、1時間程度の内容に編集した後、面談時に見せるようにしてください。

 ・想像していたのと違ったといった、入社後の早期の離職が無いようにする為です。

 

⑧ ⑦まで準備できたら、東京に行って求人を出しましょう。

 ・地方で求人を出して満足してるようじゃ、永遠に人は来ません。地元の学生は東京に出ますし、地元では介護職よりもっと楽な仕事がザラにあるので、よほどワケありな人でないと地元での人材確保は難しいでしょう。

 

ここまでできれば、社員になりたいという人は、入社と同時に 住む所 食事 交通の足 仕事 保険 と生活するための基本的なものは全て揃っているので、働きたいけど働けないという人は喜んで飛びつくことでしょう。

 

これらを揃えた上で、通常の求人を行っている設定額から、これらを会社で負担した際に発生する額を引いていき、その残額を給与額に設定します。

 

その結果、求人内容が18万円から9万円に下がってしまうかもしれませんが、これにはいくつかのメリットがあります。

 

1つ目は、所得が下がるので関連する税金等が低くなること。健康保険料も厚生保険料もかなり下がり、会社負担分も低くできます。

2つ目は、会社で社員の生活の為に負担した費用は経費として計上できること。基本的には給与支払いをしてるのと変わらず、給与支払いよりも社内の事務処理量が増えますが、社員が手元に残るお金を把握しやすく、生活設計を予想しやすくなります。

3つ目は、入社するにあたり住居・食事・通勤・車・保険といったものが全てカバーされていることにより、採用活動を行う際、「全てこちらで用意するので、体一つで来て頂ければ大丈夫ですよ!」と言えるっていうこと。

 

注意しないといけないのは、賞与を出す場合は給与改定前の職員の基準に合うように調整する必要があります。

大抵の企業が、基本給に対して何倍といった基準で給付してるので、基本給がもともと低いこの方式だと、前の就労条件で就職した人の賞与との差が大きくなります。

前の就労条件で年2か月分などであれば、新しい就労条件の場合は、年4ヶ月分など調整をする必要があるでしょう。

 

ここまで出来れば、人材も集まるんじゃないのかな~。

ま、日本の介護企業には無理かなっ?

 

ちなみに、県が真剣に考えて出た流れが「国が推進する東南アジアからの外国人労働者に期待するしかない」ってのが、冗談すぎて笑えない。

 

そも、数万人規模で全国的に不足するのに、日本語ができて介護職で働きたくてって人材が、数万人も入ってくるなんて想定できない。多数来たとしても先に、超高齢化になる都市圏のカバーだけで手一杯のはず。

地方が海外のアジア人材に望みを託してどうするよ。笑えないわ。

 

あと介護の夜勤は2部の交代制にしなさい。

夕方から入居者が寝付くところまでが1部(17:00~24:00)、夜中に交代してデイサービスに出かける9時までが2部(24:00~9:00)。

これで夜勤専従者の負担めちゃくちゃ減るから。

特に1ユニットをワンオペやってる小規模多機能ホーム、1人に負担デカすぎ。

要介護度4~5とかを3人も4人もぶち込まれたら、手に負えないから。

 

入居者の要介護のレベルと人数に応じて、介助者の人数を調整して欲しい。

8人につき1名とか、簡単に考えてるから駄目なんだよ。

人数じゃねぇ、自立度のレベルで考えてくれマジで。

 

ま、経営者なんて大抵金の事しか頭にないから、そこまで頭回らないんだけどね。